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気候変動に関する国連会議でネイチャーワークスとClimate Actionが提携

May 11, 2011

12月にメキシコのカンクンで開催されたCOP16 (第16回気候変動枠組条約締約国会議)において、ネイチャーワークスLLCとClimate Action (クライメート・アクション)は共同で、国際的な大手ブランド各社がIngeo™(インジオ)を使用していかに低炭素化を実現しているかを示す展示を行いました。12月3日のClimate Actionのパーティー会場で、「イノベーション・ギャラリー」と題してインジオを使用した幅広い製品が展示されました。

COP16でのネイチャーワークスとの提携について、Climate ActionのCEOであるDavid McConnell氏は「これらの実用化された製品によって、消費者は環境政策に関する多くのあいまいな議論に惑わされることなく、自らの強い意志で日常の買い物の選択が可能となる。」と述べています。

ネイチャーワークスは、カンクンで展示された製品全体の環境的な利益は、1,200万キロワットのエネルギーを節約し、16.8百万ポンドの温室効果ガスを削減すると見積もっています。

以下は、Ingeo イノベーション・ギャラリーで展示された製品のご紹介です。

Avianco

Avianca航空の機内コールドドリンク用カップ

90年の歴史を持つコロンビアのAvianca航空は、商用機としてアメリカで初めて、世界でも2番目に設立された航空会社です。Avianca航空の機内では、インジオのカップで冷たい飲み物が提供されます。詳しくはこちら

Henkel

Henkel社のPritt ECOmfort修正ローラー

修正ローラーの最新製品は、高性能なPritt ECOmfort修正ローラーです。溶剤を使用していないこの修正ローラーは、世界で初めてインジオ・バイオポリマー89%のカートリッジが使われています。詳しくはこちら

Shiseido

資生堂のUrara

日本の国際的な大手化粧品メーカーの資生堂は、昨年中国で新しいインジオのボトルを使用したURARA(ウララ)ブランドのシャンプー、コンディショナー、ボディソープおよびボディケア製品を発表しました。詳しくはこちら

Walmart

Walmart系列Marketsideプロデュースの包装

Walmartは、自社ブランドMarketsideの新鮮有機野菜サラダ、サルサソース、ほうれん草などに、植物由来のインジオから作られたパッケージを採用しました。詳しくはこちら

Eco Products

気候変動会議において主催者がインジオ製食器具の採用を提案

新しい環境リーダーシップの競争力プログラム導入の一環として、国連気候変動会議の主催者は、会議のフードコートで使用するためにコロラドにあるEco-Products®社の食器具を大量に購入しました。食器具には、100%再生可能なインジオ製品のWorld Art™コーヒーカップ、GreenStripe®の透明カップ(コールドドリンク用)、ストロー、二つ折りのテイクアウト用容器、惣菜容器などがあります。ネイチャーワークスの低炭素なインジオを使用することで、競争力プログラムの目標でもある、20万㎥の水を節約し大気中に排出される4千トンの二酸化炭素を削減することが可能となりました。

ニュースの中のインジオ

「Packaging World」誌の12月号は、Stonyfield Farm社のヨーグルト・マルチパックのインジオ製品への置き換えについてカバーストーリーとして掲載されています

研究者が論議を呼んでいるピッツバーグ大学のライフサイクル研究の妥当性について質問しています

COP16に向けたClimate Actionとネイチャーワークスの提携について

インジオを使用した世界初の掃除機用紙パックs-bag®GREEN

ヘンケルとインジオ:よりよい製品のための技術と持続性に対する投資

 

Electrolux

Electrolux社のs-bag®GREEN

s-bagはハイテク製品で世界初のインジオ・バイオポリマーを使用した掃除機用紙パックです。s-bag GREENは、石油ではなく植物から作られるインジオ繊維、天然ゴム、再生ダンボールといった完全に再生可能な材料から作られています。詳しくはこちら

NEC

NECのNucycle

植物由来のNucycleはNECグループ独自の材料開発技術や開発力を表しています。Nucycleは、製品にとって最も重要な、耐久性、安全性、高レベルの難燃性という性能を備えることによって、インジオ・バイオプラスチックの活用性を大きく広げました。詳しくはこちら

Stonyfield

Stonyfield Farmのオーガニックヨーグルト容器

国際的なオーガニックヨーグルト会社大手のStonyfield Farm社は石油由来のマルチパックのヨーグルト容器を全て植物由来のインジオを使用した容器に置き換えました。乳製品製造業界で初めて、この容器は容器製造に発生する温室効果ガスの排出を48%削減します。詳しくはこちら

Lookbook

国連会議で新しいインジオ”LookBook”を発表

COP16のイノベーション・ギャラリーで展示されたのは、市場に出された最新のインジオ製品のごく一部でした。会議に参加した代表団やゲストに幅広い新製品をより理解してもらうため、ネイチャーワークスはインジオLookBookのCOP16特別版を制作しました。容器包装、電子電機製品、衣類、家庭用品、健康用品、半耐久消費財、食器などの各製品が58ページのLookBook特別版に掲載されています。

イベントカレンダー

United States Composting Council Annual Conference
1月24-27日 カリフォルニア州サンタクララ
ネイチャーワークスのマーケティング・ディレクター、Steve Daviesが「コンポスト可能なプラスチック101」について講演。

Bioplastics: Reshaping an Industry
2月1-3日 ネバダ州ラスベガス
ネイチャーワークスの耐久製品ビジネス・ディレクターのFrank Diodatoが「インジオ PLA-耐久製品分野へ参入」について講演。

Biobased Chemicals Europe: Building the Value Chain
2月8-10日 イタリア ミラノ
ネイチャーワークスのEUマーケティング・マネジャー、Stefano Cavalloが「引火点を目指して-マーケットプルとテクノロジープッシュを融合」と題したパネルディスカッションに参加。

Next Generation Biobased Chemicals Summit
2月14-17日 カリフォルニア州サンディエゴ
ネイチャーワークスの社長兼CEOのMarc Verburggenが「バイオベースの化学産業の成長を可能にする、資本と政府援助によって価値連鎖を触媒する」の二つのパネルディスカッションに参加。

Sustainability in Packaging (PIRA)
2月22-24日 フロリダ州オーランド
ネイチャーワークスのマーケティング・ディレクター、Steve Daviesが「インジオ活用分野の進歩」について講演します。

Congreso Reacciona TEC
3月24-25日 メキシコ モンテレー
Salvador Ortegaが講演します。

AMI Bioplastics Compounding & Processing
3月29-30日 フロリダ州マイアミ
ネイチャーワークスのシニア・リサーチ・サイエンティストのJed Randallが「インジオ樹脂の耐熱、高機能アプリケーション用の処方と加工」について講演。

  




ITR

Innovation Takes Root 2012

ネイチャーワークスは、バイオポリマーの国際会議、第3回Innovation Takes Rootを2012年の2月20-22日にフロリダ州オーランドのOmni ChampionsGate Resortで開催すると発表しました。2010年に開催された第2回の会議では、30カ国190社から300人以上が出席し、最新のバイオポリマー開発の配合、添加剤、製造法や小売り、製品トレンドについて議論されました。

Polenghi

Polenghi社のボトルがイノベーション賞を受賞

2010年10月にパリで開催された世界最大の食品業界イベントの1つSIAL 2010で、インジオを使用したPolenghi社のボトルが、800を超える製品の中から15製品のみにイベント主催者より与えられる「Tends and Innovation Award」を受賞しました。Polenghi社は、Ingeoを使用することで、1,000バレルの石油を節約し、126トンのCO2を削減できると見積もっています。詳しくはこちら

ILLIP ISAP

イタリアの国際スポーツイベントでIngeo製カップが使用される

インジオのカップ製品はイタリアの国際スポーツイベントで必需品となっています。イベント主催者のIDECOMの招待で、ネイチャーワークスのパートナー企業ISAP社はイタリアで開催されたFIVBバレーボール・チャンピオンシップにインジオ製コールドドリンクカップを提供しました。8市のトーナメントの決勝戦はローマで開催され、大変な盛り上がりを見せました。また、同じくIDECOM主催でイタリアのボレンザノで大晦日に開催されたBOclassicロードレースでも、ネイチャーワークスのパートナー企業ILIPがインジオ製コールドドリンクカップを提供しました。

Avianca続き
Avianca航空は、安全、親切、タイムリーで機敏なサービスを提供し続けており、ラテンアメリカのトップエアラインを目指しています。機内および航空会社のラウンジで、Avianca航空の乗客はインジオ製カップで提供されるコールドドリンクを楽しめます。この魅力的なインジオのカップは、カラフルでデザイン豊富であることに加えて、従来のプラスチックに比べてCO2の排出を大幅に削減する植物から作られています。Avianca航空は、使用済みのカップを回収し、コロンビアの環境コントロールセンターの産業コンポスト施設でコンポスト化して大地に返します。
Electrolux続き
製造時の石油使用を42%削減し、温室効果ガスの発生を32%削減します。s-bag®GREENは紙パックより50%製品寿命が長くTUVの認証済みです。
Henkel続き
修正ローラーの年間生産を再生可能な植物資源に変えることで、21,400リッター相当のガソリンを節約し、自動車走行286,400kmに相当する温室効果ガスを削減します。
NEC続き
LCAでは、インジオ使用率の高い(75%が植物由来)Nucycleは、以前に使われた石油由来のポリカーボネイト/ABS配合よりも大幅にカーボンフットプリントを削減し、CO2排出を50%まで下げると実証しています。
資生堂続き
URARAブランドの製品は中国全土で3,500以上の店舗で購入できます。より環境に優しい持続可能な製品や製造に注目する中国の消費者は増加しています。資生堂は、インジオが51%含まれている新しいボトルを中国の消費者は好意的に受け入れていると見ています。
Stonyfield続き
マルチパックにポリエチレンの代わりにインジオを使用することで、Stonyfield社は年間1,875トンのCO2の排出を削減することになります。これは、4,360バレルの石油から排出されるCO2に相当し、また1年で160家庭が排出する温室効果ガスに相当します。実際、このパッケージひとつの変更が、Stonyfield社のパッケージの地球温暖化への影響を9%削減します。同社によると、米国の乳製品製造会社全てがポリエチレン容器から植物由来のプラスチックに置き換えた場合、年間671,234トンのCO2を削減するとのことです。これは1.5百万バレルの石油に相当します。Stonyfield社はこのようなことが起こることを期待しており、持続可能な容器の研究を自社のwebサイトwww.stonyfield.com/madefromplantsで公開しています。
Walmart続き
カットされた果物、野菜やトマトなど生産セクションにおいても、インジオ製の包装が使われています。Sam’s Clubストアでは、Ingeo製のギフトカードも購入できます。ネイチャーワークスは、PETの代わりにIngeoを使うことで、2010年のWalmartストアは年間25,971バレルの石油の使用を削減し、自動車走行20,885,635マイルに相当するCO2排出を削減したと概算しています。