ネイチャーワークス社、新社長兼CEOにErik Ripple（エリック・リップル）を任命

2023年11月28日、ミネソタ州プリマス発  — 再生可能な資源から作られるポリ乳酸（PLA）バイオポリマーの製造大手であるネイチャーワークス社は本日、同社の新しい社長兼最高経営責任者（CEO）としてErik Ripple （エリック・リップル）を任命したことを発表しました。Rippleは前CEOのRich Altice（リチャード・アルティス）退任後、この任務を引き継いでいた暫定社長兼CEOのJill Zullo（ジル・ズーロ）の後任となります。

Rippleの前職はEV用電池向けの炭化ケイ素化合物の製造メーカーである英国Nexeon, Ltd.の最高戦略責任者（CSO）でした。CSOとしてRippleは営業、開発およびプログラムチームを主導し、同社初となる電池メーカー向け商用製品供給を実現しています。

Nexeon社の前には、RippleはIngevity社で成長およびイノベーション担当最高責任者を務めていました。そこでは、Ingevity社のそれまでのイノベーションへの取り組みを加速させ、いくつかの企業買収への道のりを策定しました。それ以前には、中国上海に駐在し、アジア太平洋地域担当社長、およびパフォーマンスマテリアル（PM）担当副社長を務めていました。

2010年にIngevity社に入社する以前、RippleはEastman Chemical Companyに18年勤務し、イノベーション、業務管理、経営企画の分野で管理職を務め、ヨーロッパにおいて地域担当の経験もあります。

Rippleはテネシー大学において化学を専攻してBS学位を取得し、ワシントン大学でMBAを取得しています。

「エリックをネイチャーワークス社のCEOとしてを迎えることを嬉しく思います。彼はグローバルなビジネスリーダーシップの実績を持ち、革新的なチームを構築し、新しい市場の成長を後押ししてきました。」ネイチャーワークス社取締役会長、PTTGC社のNarongsak Jivakanun（ナロンサク・ジヴァカヌン）はこのように述べています。「ネイチャーワークス社が持続可能な高性能バイオマテリアルの世界的普及を引き続きリードしていく中で、エリックの戦略的能力は当社の強い基盤の上にさらなる成果を構築してくれると確信しています。」

「また、私達はJill Zullo（ジル・ズーロ）に対しても、ネイチャーワークスチームに対する過去8ヶ月間の傑出したリーダーシップに感謝したいと思います。この移行期間における彼女の尽力と指導によりネイチャーワークス社は引き続き成功への道のりを歩むことができます。」

「親会社として、カーギルとGCはネイチャーワークス社のビジネスの将来に引き続き大きな期待をしています。気候変動を緩和するのに役立つ持続可能な材料とテクノロジーへの世界的ニーズは衰えていません。」ネイチャーワークス社の取締役でありCargill Bioindustrial社の社長であるColleen May（コリーン・メイ）はこのように続けました。「エリックのリーダーシップによりネイチャーワークス社の特色であるイノベーションが加速されること、そして変化する世界市場においての長期的な成長を確信しています。」

「ネイチャーワークス社のCEOに任命されたことを嬉しく思います。ネイチャーワークス社は20年以上に渡り低炭素、バイオマテリアル業界の最前線を行く企業であり、信念を持った才能豊かなチームに支えられ、エキサイティングな世界的拡大が現在タイで実現しつつあります。」ネイチャーワークス社の社長兼CEO、Erik Ripple（エリック・リップル）はこのように語りました。「機敏かつクリエイティブなチームやパートナーシップを構築してきた私のバックグラウンドと、バイオマテリアル業界でネイチャーワークス社の成長と目標を支えてきたイノベーションの企業文化を融合させることを楽しみにしています。」

ネイチャーワークス社は過日、新しい完全統合型のIngeo™️ PLAバイオポリマー製造施設建設の次期フェーズに入ったことを発表 しています。75ktaの生産能力を持つこの新しい施設は2025年に予定される生産開始に向けて順調に建設が進んでいます。

ネイチャーワークス社ならびにインジオについてのより詳しい情報は、www.natureworksllc.comをご覧ください。最新情報については、ネイチャーワークス社の Linkedin (natureworks-llc)  および Instagram (@natureworks_llc) でもご紹介しています。